第4回 川崎市議会定例会 12月議会

福田市政2期目へ -求められる取捨選択、収支均衡は5年延期へ-

平成29年10月22日に執行された川崎市長選挙において現職の福田紀彦市長が再選を果たされました。このたびの定例会は市長選後はじめての定例会となることから2期目を迎えるにあたり市政の現状認識と今後の展望等について質疑が行われました。
 とりわけ、マニフェストに示された項目、(仮称)子ども・若者応援基金の創設や公共建築物の建設費用の1%程度を芸術の振興に活用する「パーセント フォー アート」、市内総生産6兆円の目標や待機児童解消の為の新たな受入枠の確保など、その具体的内容や実現性について質問を致しました。
 また、JR南武線の連続立体交差事業や横浜市営地下鉄3号線の延伸等、市内において大規模なインフラ整備が進む一方、同時に示された収支フレームでは、当初は平成31年度とされた収支均衡の時期が平成36年度に5年間先送りされるとともに、減債基金からの借入も前回に比べ461億円増の累計926億円が見込まれています。
 また、川崎市総合計画の第2期実施計画(素案)には多様化、増大化する市民ニーズへの対応という表現が頻繁に使用されていますが、それを理由に無尽蔵な支出が許されるものではありません。今、求められるのはニーズへの対応以上に施策の取捨選択ではないかと市長に答弁を求めています。

市政一般に対する質問項目 ~残存する現状課題と川崎の未来づくりに迫る!~

災害対策

・要援護者に対する二次避難所の設置
・帰宅困難者対策
・感震ブレーカー設置制度の創設
・臨海部の防災計画

待機児童対策

・保育受入枠拡大にむけた用地、保育士の確保
・平成28年度約14億円を投入した施策の継続
・平成30年4月の待機児童0に向けた施策

東京2020オリンピック・パラリンピック大会にむけて

・パラムーブメントの推進
・羽田連絡道路の開通
・観光施策の推進
・中小企業の活性化

市内各拠点の整備

・鷺沼駅前地区再開発
・柿生駅周辺地区のまちづくり
・武蔵小杉駅混雑緩和
・京急大師線連続立体交差事業
・JR南武線連続立体交差事業

補正予算が35億!

 平成30年完成を目指し、等々力硬式野球場の工事が行われています。
 既存の球場解体が完了してから、軟弱地盤及び土壌汚泥等が発覚し、今議会に分割議案として、「議案第157号 平成29年度一般会計補正予算」として、野球場分35億9千万円が上程されました。代表質疑にて金額の妥当性、事前調査の正確性、再入札の可能性、第三者による評価の必要性等について伺いました。
 追加工事の影響で、2年完成が遅れる事も分かり、少しでも早く借用開始を目指したいとの答弁でした。
 工事の相手方が議案第158号で上程されましたが、今回の質問を受け、約1億5千万円の削減になりました。
 これから競技場のサイド・バック・スタンドの改築工事や正面広場から野球場や競技場を繋ぐデッキの整備が予定されています。
 このような大型工事において、綿密な事前調査を求めるとともに、金額の妥当性について厳正に検証して参ります。

鉄道・駅周辺に係る事業について 代表質問と答弁

鉄道・駅周辺に係る事業について 代表質問と答弁

生産緑地地区の保全推進!

2022年問題(※)を始めとする市内生産緑地地区に対する質問。
大きく3点の新たな方針が示された。

・生産緑地面積要件の緩和(300㎡以上へ)
・指定解除後の「再指定」を可能にする
・「物理的一体性」を有していれば一団の農地とみなす


 あらゆる視点から「永続的な農業が行われる事」に対し、新たな生産緑地地区制度を導き出した。また、「農地保全に関する全庁会議」の立ち上げを要望し、実現化している。今後は財政・まちづくり・教育などの観点からも議論を進めることを確認した。
(※)2022年問題・・生産緑地地区指定から30年が経過する年。営農義務は30年であることから、生産緑地指定が解除され農地が宅地として一斉に市場に出回る恐れを有している。

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